人間形成と教育 ゼミ合宿を行う/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

人間形成と教育 ゼミ合宿を行う/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

人間形成と教育 ゼミ合宿を行う

2009年2月21日

人間形成と教育 ゼミ合宿を行う2月15日から16日にかけて、人間形成と教育ゼミ(4年課程3年)の学生6名と教員1名は、福岡県および大分県においてゼミ合宿を行った。
1日目は、福岡県太宰府市において学問の神・菅原道真をまつる「太宰府天満宮」を見学した。2日目は、大分県日田市において江戸時代後期の儒学者・広瀬淡窓の建てた「咸宜園跡」や「広瀬資料館」などを見学した後、別府にて温泉に浸かり旅の疲れを癒した。


「淡窓は文化2年(1805年)24歳の時、長福寺寮を借りて塾を開いた。その後大阪屋林左衛門の家を借り成章舎と名づけ、また文化4年手島氏の協力を得て、豆田の裏町に塾舎を建て桂林荘(園)と名づけた。さらに文化14年堀田村秋風庵の西側に塾を移し咸宜園と名づけた。これは詩経の玄鳥よりとった言葉で、『みなよろしい』という意味である」(「史跡 咸宜園」のパンフレットより)
人間形成と教育 ゼミ合宿を行う淡窓の詠った「休道の詩」は、自由学園の寮歌として歌われている。
  休道他郷多苦辛
  同胞有友自相親
  柴扉暁出霜如雪
  君汲川流我拾薪
2日間のゼミ合宿を通して、菅原道真や広瀬淡窓の生きた時代の歴史についてよく理解を深めることができた。特に広瀬淡窓は、自由学園の寮歌だけでなく、教育の問題を考える上でも非常に参考になるということもあり、強い興味・関心を持って学ぶことができたと感じている。
実際に建てられた建物や資料館などを見学することで、書籍や資料からだけでは決して感じることのできない生の刺激を感じられたことが、今回のゼミ合宿で何よりの収穫であった。
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文:山本虎太郎(学部3年) 写真:咲花昭嗣(学部教師)

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