東久留米市環境フェスティバルに自然誌・環境グループが参加/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

東久留米市環境フェスティバルに自然誌・環境グループが参加/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

東久留米市環境フェスティバルに自然誌・環境グループが参加

2009年6月23日

東久留米市環境フェスティバル6月13日から14日に東久留米市主催の「第13回環境フェスティバル」が市庁舎で開催された。今回は東久留米市の市民団体、企業、市役所などの40団体が参加し、それぞれの活動、調査の展示があり、そのほかにも環境ポスターコンクール、講演会、地元野菜の直売会など多様なイベントが催された。自由学園からは最高学部自然誌・環境学園特別実習グループがパネル展示をした。近年、在来草本植物の開花期が、過去の記録と照らし合わせると変化してきている。このことから「南沢の四季~植物から季節を考える~」というテーマで、開花初見日の経年変化と気温との比較を試みた。さらに、近年の草本植物の開花期をもとに四季(南沢四季)を考え、図示した。また、この2日間のパネル展示、イベントだけでなく、最高学部2年生は参加団体の一員として事前の話し合い、準備、片付けに至る運営に参加させていただいた。


2日目には環境サミット「食・水・生活―-昭和40年代からのメッセージ」が行われ、それぞれのテーマでの発表と、身の回りの環境問題について参加者の意見を聞きあい共有しながら進められた。自由学園の先生方が司会をされ、市民環境くらし部会の地域学生である最高学部4年生が会の実務を受け持った。
サミットでは、昭和40年代の自由学園の卒業勉強を取り上げた教育映画「水清きふるさとを」(東映制作)の上映、また卒業勉強に参加していた方、指導された先生にお話を伺う時間もあり、当時の立野川・落合川の様子を知ることができた。
なお、これに先立って7日に関連イベントである「全国一斉河川調査」が行われ、男子部生が市内の小中学生と共に調査を行った。また、今回の環境フェスティバルには、はじめて友の会の方々(東京第一、武蔵野)が参加され、市民環境会議くらし部会の環境家計簿の展示発表をされた。
この環境フェスティバルに2年生として参加してみると、去年とは異なった視点で考えることができ、地域で学ぶ大切さを強く感じた。今回の環境フェスティバル以外にも、私たち自然誌・環境グループは、春と秋の自然観察会、友の会の小学生自然観察会、南沢緑地保全地域見学、柳窪天神社での武蔵野の勉強など、多方面に活動の機会をいただいている。このような活動を通して学園での学びをさらに深め、地域に学ぶ姿勢を持ち続けたいと思う。
東久留米市環境フェスティバル 東久留米市環境フェスティバル
(左)当日の市民プラザホールの様子 (右)自然誌・環境の展示したパネル
東久留米市環境フェスティバル 東久留米市環境フェスティバル
(左)パネル展示を説明する下野明子先生 (右)環境家計簿に友の会も参加
東久留米市環境フェスティバル 東久留米市環境フェスティバル
(左)学部生、藤田朋子先生を囲んで (右)環境サミット
東久留米市環境フェスティバル 東久留米市環境フェスティバル
準備風景

文:福永花菜(学部2年)
写真:自然誌・環境学園特別実習グループ

カテゴリー

月別アーカイブ