那須農場の「勇気米」刈り入れ始まる/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

那須農場の「勇気米」刈り入れ始まる/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

那須農場の「勇気米」刈り入れ始まる

2009年10月8日

那須農場の「勇気米」刈り入れ学部の有志が取り組んでいる「那須のお米の頒布会」と「”勇気米”作り」は、4月末(学1全員)と、6月初旬(学部有志)に分けて苗を植えた後、長雨と日照不足にもめげず、順調に収穫の時期を迎えました。先ず、9月26・27日には、神先生と学1年の19名が稲を干す竹を組んだ後、稲刈り作業を行いました。次回は、体操会翌日の10月11・12日に学部有志が力を合わせて残りの稲を刈りいれる予定です。今年は、新制度の「自主研究」として承認を受け、学1から学4まで協力して無農薬で自分達の手で育てる「”勇気米”作り」と、在校生のご家庭に”那須で育ったお米”をお届けする「頒布会」に取り組んでいます。
「頒布会」については、10月中旬にこのホームページ上で皆さまにお知らせする予定です。


那須農場の稲刈りの感想
鈴木素子(学部1年)
私が今回那須農場の稲刈りに参加したのは、今まで稲刈りをした経験がなかったことと、4月の修養会で学部1年が植えた稲の苗を刈りたいと思ったことがあります。稲刈りの経験を通して私が学んだことは、能率の良い仕事の仕方についてです。稲を刈った後に、藁で刈った稲を束ねるのですが、その時に、稲を刈る人は束ねる人が仕事をしやいように、刈ったものをきれいに揃えて、渡すことが大切だということを教えていただきました。どのような仕事をする時でも、次の仕事をしやすいように働くことが重要だということをこの体験を通して実感しました。2日間という短い時間でしたが、同じクラスの人たちや先生方と普段とは違う有意義な時を過ごすことができたと思います。
植田 駿(学部1年)
最高学部に入学して、それまで別々の生活をしていた男子女子がひとつの田んぼに全員で田植えをしたのは4月のこと。正直、5カ月間でここまで成長しているとは思わなかった。4月にたった3本を束にして植えた苗は、4か月経って10倍以上の数に増えていた。雨にも負けず、風にも負けずよく頑張ったものだ。今年田植えをした後、太陽や水の自然の恵みを受けて成長した稲の姿や、収穫した「勇気米」に感謝する気持ちを今後の学園生活につなげていきたい。
[春の田植えとその後の除草作業・・・収穫を迎えるまで]
那須農場の「勇気米」 那須農場の「勇気米」
(左)田植え風景(6月) (右)除草機械を使った作業(6月)
那須農場の「勇気米」 那須農場の「勇気米」
(左)大分大きくなった苗を除草(7月中旬) (右)畔の草刈り
那須農場の「勇気米」 那須農場の「勇気米」
(左)ヒエを抜く。稲は腰の高さまで成長(7月) (右)稲の花
[今回9月26・27日の学1による勇気米の収穫作業]
那須農場の「勇気米」 那須農場の「勇気米」
(左)もう稲はこんなに大きく成長しました (右)頭(こうべ)を垂れる黄金色
那須農場の「勇気米」 那須農場の「勇気米」
(左)稲刈り前に挟掛け(はさがけ)用の竹を組立て (右)稲の刈り取り
那須農場の「勇気米」 那須農場の「勇気米」
(左)八月朔日(ほずみ)さんの「結束(稲を束ねる)」のご指導 (右)もう大分刈りました
那須農場の「勇気米」 那須農場の「勇気米」
(左)”挟掛け”する作業 (右)完成!これから約2週間干します

文・写真:中村祐二(学部専任講師)

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