ネパールワークキャンプ20周年記念報告会/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

ネパールワークキャンプ20周年記念報告会/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

ネパールワークキャンプ20周年記念報告会

2009年12月8日

ネパールワークキャンプ20周年記念報告会12月5日(土)14時30分より記念講堂にてネパールワークキャンプ20周年記念報告会が行われた。当日はあいにくの小雨模様であったが報告者も含め約100名ほどの参加があった。友の会、生徒、学生、父母、教職員に加え1990年の第1回ワークキャンプをはじめ歴代のワーク参加者や現地でお世話になっているネパールの方も出席された。


会の前半部分では、ワーク20年の歴史と概要、今年度の活動について報告があった。歴史と概要では地図や写真を交え活動内容の変遷が紹介された。また、今年度の報告では植林の結果に加え、交流や生活など植林以外の様子についても報告された。
会の後半では元最高学部講師で文化人類学がご専門の曽我稔先生から現地で学生と続けてきた生活調査についてお話があった。ネパールの人々の暮らしからその背景にある宗教的あるいは文化的な意味と広がりを実際の写真を例に具体的に説明された。続いて、男子部60回生で写真家として活躍中の公文健太郎氏から「私にとってのネパールワークキャンプ」と題してお話があった。ネパールと出会って写真家の道に進んだこと、現在もワーク中に出会った人達の写真を取り続けていることなどワークで受けた影響とその後の人生について語られた。最後に、第1回ワークキャンプ時代、活動地区の営林署所長であり、現在はネパールを含む世界の環境保護のため活動されているDr.Maharjanからお祝いのメッセージが紹介された。Dr.Maharjanの息子さんは自由学園の卒業生であり、毎年ワーク参加者が現地で大変お世話になっている方でもある。メッセージの中では20年間のワークへの思いとワークを行うことの意義が語られた。
報告会後、学生の一人は「大変知的で感動的なお話だった」と感想を述べた。報告会後の交流会も多くの参加者があり、ネパールの国とワークキャンプへの暖かい思いを感じた1日だった。この期待に答えるよう今年の反省を活かし来年の活動につなげていきたい。
ネパールワークキャンプ20周年記念報告会  ネパールワークキャンプ20周年記念報告会
ネパールワークキャンプ20周年記念報告会  ネパールワークキャンプ20周年記念報告会

文:神 明久(学部教師) 写真:後藤健太(学部1年)

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