自然誌・環境グループ 春の自然観察会/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

自然誌・環境グループ 春の自然観察会/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

自然誌・環境グループ 春の自然観察会

2010年5月22日

春の自然観察会2010年4月23日(金)に恒例の最高学部自然誌・環境グループの『春の自然観察会』を自由学園南沢キャンパスで行いました。当日は肌寒く、雨が降っていましたが、約60名の皆様にご参加いただきました。


今年は、例年に比べだいぶ開花時期が異なる植物がありました。イチリンソウ、ニリンソウ、チゴユリ、ヒトリシズカ、クサボケ、ウグイスカグラなどはいつも より開花が遅く、花を観ることができました。また、チョウジソウやフタリシズカ、ホオノキ、ハンカチノキなどは例年より開花が遅くまだ蕾でした。また、4 月23日にサクラの花がまだ咲いているなど、例年とは異なる自然の様相のみられた観察会でした。
学園内の自然観察は、8グループに分かれて行いました。3・4年生の応援で、1グループ4~8人の方々と学生2~3人が、ご一緒に観察しました。この4月から加わった1年生も、短い期間で一生懸命学び、当日よい力を出してくれました。
観察終了後に、皆様にこの3月に自然誌・環境グループが学園特別実習報告会で用いた『立地と自然環境 立野川の流れる自由学園』のスライドを見ていただき ました。最後に、東久留米や西東京で自然環境保全の活動をされている方々のお話を伺いました。
今回は、2年生にとって3回目の観察会でした。今までの反省点を活かし、観察するときに使う写真をコースにあわせた順番に用意するなど工夫ができました。10年以上毎回いらしている方から、「ハンカチノキとホオノキが開花していない春の観察会は初めてだ」と伺いました。これからなお一層、注意深く観察・記録をし、秋の観察会で地域の方と今年の自然の様子についてお話できるよう準備をしていきたいと思います。
春の自然観察会  春の自然観察会
(左)ホウチャクソウとヤマブキソウ (右)正門西側
春の自然観察会  春の自然観察会
(左)メタセコイヤの実生(記念講堂前の池の鉢内) (右)大芝生南側北斜面(大芝生のスミレ)
春の自然観察会  春の自然観察会
(左)立野川南岸北斜面 (右)ロックガーデン
春の自然観察会  春の自然観察会
(左)記念講堂前の池 (右)ヤエザクラの花弁を食べるオタマジャクシ
春の自然観察会  春の自然観察会
(左)大芝生南側北斜面 (右)学部食堂での集まり
文:平松裕子(学部2年) 写真:渡辺武俊(卒業生)

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