卒業年次生による卒業研究の報告会/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

卒業年次生による卒業研究の報告会/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

卒業年次生による卒業研究の報告会

2014年3月5日

3月1日(土)に2年課程が卒業勉強の4年課程が卒業研究の報告会を行いました。これまで1年間で3回の中間報告を行ってきましたが、今回の報告会は1年間の研究の成果を報告する、最後の報告会でした。

卒業研究報告会2013

2年課程卒業勉強の報告

今年度の卒業勉強・卒業研究は、研究テーマが多岐にわたり、最高学部らしいリベラルアーツ教育の特色がみられました。生活の中から課題を見出し研究に取り組んだグループや、自由学園全体や関連団体(生活学校・全国友の会など)、周辺地域に研究範囲を広げたグループもありました。また具体的な研究だけではなく、抽象度の高い研究テーマに取り組んだものもありました。個々人の関心から始まった研究が、それぞれの自由学園での生活や学び、また社会への関心につながり、それぞれの学問領域を超えた幅広い視野からの考察がされました。

卒業研究報告会2013

4年課程卒業研究の報告

各ゼミナールの報告のあとには、1年間指導をしてくださった先生方から講評をいただくとともに、報告を聞いて下さったお客様との交流会の時を設けました。そこでは、最終的な論文には載せることのできない個々人の研究への取り組みや思いを見ていただくことができました。たくさんのご質問やご感想をいだたき、学生共々励まされ、多くの方々のお支えがあってこの学びを得られたのだと強く実感いたしました。

卒業研究報告会2013

先生方の講評

卒業研究報告会2013

報告者とお客様の交流

会の最後には、大貫隆学部長から総評のお言葉をいただきました。卒業を目前にした学生に、不安を抱えながらも一筋の希望の光を感じて、未来に向かって羽ばたき続けることの重要性を述べてくださいました。

卒業研究報告会2013

学部長の総評

たいへん長時間ではありましたが、たくさんの方々のご協力のもと、無事報告会を終えることができました。誠にありがとうございます。この卒業勉強、卒業研究を通して一番に得られたものは、問い続ける姿勢、学び続ける姿勢だと感じております。これからも終わることのない人生という学びに一生懸命取り組んでいきたいと思います。

卒業研究報告会2013

報告会リーダーの挨拶

文:山口 柊(学部4年)
写真:花井聖仁(学部1年)・遠藤敏喜(学部教師)

なお、報告は以下の通りでした。

<午前の部>
2年課程卒業勉強
・食の在り方を考える―最高学部のより良い食の提案―

4年課程卒業研究
ライフスタイル
・生活領域におけるエネルギーの効率的な利用と実践方法の工夫の考察と施行
・生活情報媒体の考察と学園広報の効果的な媒体利用の研究
・生活の中の布とその色の機能、精神的な表現と役割
・地域の中の自由学園 ―記念学寮と地域社会との共生の考察と実践的研究―

人間形成と教育
・生活学校の展開と役割 ―盛岡友の会生活学校と北海道本別生活学校を事例にして―
・幼児の運動活動に関する考察と提案 ―生活団を事例に―
・JIYUアフタースクールと地域のつながりに関する考察 ―地域スポーツへの可能性―

<午後の部>
自然の理解と創造
・自然と人のかかわり ―武蔵野の野生植物―
・自然と人のかかわり ―武蔵野で栽培されている作物の利用について―

環境と経済・社会
・森と自由学園との関係再構築に向けての研究

数理モデルとインターフェイス
・自由学園男子部教室用椅子の制作
・全国友の会「生活時間しらべ」にみる日本女性のライフスタイル

世界と日本の文化
・飛翔と重力 ―「個人」「共同体」「至高」―

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