4月24日から28日まで、最高学部生5名と先生1名が37回目の復興支援活動を行った。
今回の活動は、友の会の方とご一緒に仮設の集会所で手仕事の会と青空市を行ったことと、学部生が主体となって行った手仕事の会と仮設訪問で、さらに今回は、新たに復興住宅へ訪問させていただくこともできた。
手仕事の会では「手仕事をすることによって気分が晴れた」という声も伺うことができて大変嬉しく思えた。皆さんはとても楽しそうに作られており、素敵な貝口の小物入れを完成させることができた(写真)。

作成した貝口の小物入れ
先月の活動で仮設から引っ越される方にお引越先を伺うことができたため、今回は復興住宅へお伺いすることができた。お話を伺うと、復興生活での生活になじめておられない方もいらっしゃるようであった。なぜなら、仮設の時はご近所さんと境遇が同じことから声を掛け合うことが自然であったが、復興住宅となると、離れ離れになって、そうもいかないからである。新しい生活を始めることは簡単ではないと知った。しかし、私たち学部生が訪れたことをとても喜んでくださって、訪問をしてお話をするというだけでも力になれることを実感した。この繋がりを切ってはならないと強く思う。
復興支援活動を続ける中で、私たちはどのような力になれるのだろうかと考えてしまうこともあったが、笑顔を見るたびに来てよかったと思う。この経験を多くの学部生と共有したい。
文・写真:江村由理子(学部2年)