4年課程卒業研究・2年課程卒業勉強の進捗を報告する/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

4年課程卒業研究・2年課程卒業勉強の進捗を報告する/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

4年課程卒業研究・2年課程卒業勉強の進捗を報告する

2015年10月1日

9月30日水曜日に、わたしたち4年生と2年課程2年生は、それぞれ卒業研究・卒業勉強の中間報告会を行いました。

7月に行なった第1回中間報告会では、1人3分の報告時間しかなく、研究の動機・背景・目的などを中心とした内容でした。今回は、会場を学部棟食堂と中教室の2ヵ所に分けることで、1人の持ち時間を10分とし、研究の進捗と今後の方向性について述べました。次回12月に行なわれる第3回中間報告会では、論を纏める段階にあるため、今回の報告会では、アイデアや新しい視点を得られるよう、質疑応答の場をゼミごとではなく、報告ごとにもうけ、今後の研究の発展を狙いとしました。

当日は、学生だけでなく先生方も多く参加して下さり、それぞれの立場から意見やアドバイスをいただくことができました。また、報告者である4年生と2年課程2年生間でも、クラスメイトがどのようなことを研究しているのかを詳しく知る機会にもなり、お互いによい刺激になったと感じています。

卒業研究・卒業勉強の中間報告会

中教室会場での報告の様子

今回の報告会は、準備期間が夏休み明け1ヶ月しかなく、シルバーウィークも重なったため、事前の準備不足がたびたび出てしまいました。しかし、報告会後に振り返りの機会をもうけ、課題点を整理したことで、次回以降の報告会に活かせるものになったと思います。今回の経験を踏まえて、学生一同、研究の進展と論文執筆に邁進してまいります。

なお、当日のプログラムは以下のものでした。

食堂会場
「ライフスタイル」ゼミナール
・学園とともに成長するまちを目指して-交通・住環境・景観の視点から考察と提案-
・現代生活の身の周りにある便利さとストレスに関する考察-本当の豊かな良い生活とは-

「世界と日本の文化」ゼミナール
・演劇における役者の作業-台本読解・演技論構築-
・形而上的要素からみるSF小説のオリジナリティ
・障害のない社会の実現-スポーツの持つ力-
・現代の「戦争」とは-特攻隊と自爆テロの比較から考える現代の戦争-
・アドラーにおける救済のイメージ-心理学とキリスト教の繋がり-
・農村生活団・子供会(1946~1986)を中心に地域と自由学園の在り方を考える
・日本のスポーツ文化における心体の捉え方-日本のスポーツ文化の歴史から考察-
・日本の食の伝承を考える
・〝妖怪〟の存在意義とは?-時代の変遷ごとにたどる〝妖怪〟の変化-
・恒久平和を創造する生き方を探る-アンパンマンに託した願いとは-

中教室会場
2年課程
・年齢別で体操を考える-デンマーク体操の歴史と動きをもとに-

「自然の理解と創造」ゼミナール
・自然と人のかかわり-武蔵野の動植物-

「数理モデルとインターフェイス」ゼミナール
・日本陶器とトポロジー
・図形と色による音楽の視覚化
・相関系の図式化
・複合現実感をもたらす三次元的情報処理
・情報管理システムと“自労自治”
・モバイルインターフェイスによる自労自治

「人間形成と教育」ゼミナール
・最高学部のより良い学びのかたちを考える-学生の関心、モチベーションが向上する講義スタイルとは-

「環境と経済・社会」ゼミナール
・「多様性」が生み出す地域の持続可能性に関する研究-新名栗フィールドでの活動を通して-

文:田中大資(学部4年)

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