自主研究「RO農法への挑戦」活動報告:自由学園キャンパス内でのライ麦の種まきと綿の収穫状況(11/27時点)/学生生活・学外活動 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

自主研究「RO農法への挑戦」活動報告:自由学園キャンパス内でのライ麦の種まきと綿の収穫状況(11/27時点)/学生生活・学外活動 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

学生生活・学外活動

自主研究「RO農法への挑戦」活動報告:自由学園キャンパス内でのライ麦の種まきと綿の収穫状況(11/27時点)

2022年12月15日

私たち自主研究「RO農法への挑戦」グループは10月15日(土)に学園キャンパス内の記念体育館裏の実験圃場で活動を行いました。今回は最高学部生3名、女子部生1名の計4名が参加しました。
今回行った作業は主に次の二つです。
一つ目は新しい畑をつくるための草刈りです。慣行農法と有機農法の畑の近くに新設予定の不耕起の畑を用意するために草刈りを行いました。
二つ目はライ麦の種まきです。10月13日の活動報告でも触れられている通り、ライ麦は春の実を付ける頃に押し倒すことによって、その後の畑での雑草の成長が抑制されたり、土壌の被覆による保水性や微生物の多様性などが増加すると福島大学の金子信博先生からお伺いしたため、自由学園キャンパス内でもライ麦の種まきを行いました。畑にはライ麦の「クリーン」という品種の種を4か所の畑に「バラまき」という畑全体にまんべんなく種をまく方法でまきました。

 

 

これまでの学園キャンパス内での綿の収穫状況の報告をします。
9月29日に最初の綿を有機農法の畑で収穫し、そこから順次収穫していきました。
11月27日時点で、合計は有機農法の畑104個、慣行農法の畑57個、不耕起農法の畑1個という結果になりました。(3つの畑はいずれも3メートル×3メートルの大きさ)
この結果は以下の理由から妥当なものだと考えています。今までの千葉県匝瑳市での活動や福島大学の金子信博先生からお聞きしたことによると、4~5年をかけて土が不耕起に適した土になってくるそうです。そのため、1年目の今年は収穫できないことも考えていました。不耕起の畑では1つしか収穫できませんでしたが、植えた49箇所中23箇所も芽を出し、成長していました。今回、有機農法の畑には腐葉土、慣行農法の畑には化学肥料を施していましたが、不耕起の畑にはなにも栄養を与えなかったので、その差もあると思います。この後の2年、3年でどのように変わっていくかに注目し、研究を続けていきたいと考えています。

 

 

 

文:白鳥 薫(最高学部1年)・写真:最高学部1年

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