那須農場でBBQ & キャンプファイヤー
自由活動「ぐるたび」の第9弾として、栃木県那須塩原市にある「自由学園那須農場」へ1泊2日の旅。参加者は23人。
「自由学園那須農場」は、1941年に創設。現在は酪農教育ファームとして職員による酪農業が営まれており、生徒、学生を含む外部からの訪問者がその実地体験が出来るようになっている。高品質の牛乳が認められて栃木県酪農業協会組合を通じて一般に販売されている。
2019年8月30日朝、大雨の中をバスで出発。「BBQは無理だね」何人もがスマホで天気予報をチェックする。西那須野塩原IC を降り十割蕎麦の昼食後、最高学部生が「勇気米」を作る田んぼを見学。中村祐二先生の、生い茂るヒエ(田んぼの中に生えるイネ科の雑草)を抜かないと稲刈りはできないとの話にため息。有機栽培の苦労の一端を垣間見た。
那須農場では前田主任と若いスタッフ梅崎さんが迎えてくださった。酪農と牛乳について興味深い話を聞く。全員が生乳を入れた容器を何度も振ってバター作り。甘い香りのフレッシュバターを味わった。
夕食準備を始める頃、まるで奇跡のように雨が止み、男性陣は少年に戻って大喜びで炭をおこす。美しい緑の中で野菜、海鮮、肉が次々に焼かれ美味しい酒を酌み交わした。やがて星空の下で小さなキャンプファイヤーが始まり、花火に興じ、マシュマロを焼いた。
翌朝は青空。梅崎さんに牛舎を案内していただく。可愛い子牛に歓声が上がる一方、その朝死んだ生後3日の赤ちゃん牛も目の当たりにし酪農の厳しさも実感。
帰路は那珂川で鮎を食し、五峰の湯で汗を流した。
参加者一致団結のLAパワー炸裂の「ぐるたび」だった。(1期生・小林伸江)