「自由学園パン工房」の専門職員の指導により、パン作りの基本工程を実習。
「自由学園パン工房」は創立者の「生徒に栄養があり美味しいパンを食べさせたい」という思いで設立。約60年間自由学園全校の昼食、中等科以上の寮の朝夕の食事にパンを焼いている。「カレーパングランプリ2018」のバラエティ部門では最高金賞を受賞。
猛暑の8月にしては涼やかな朝、女性7人、男性2人がパン作り講座に参加。パン作りのエキスパート、パン工房の職員の指導のもと、4品を作った。材料を計量し、混ぜ合わせ捏ね、手についた生地に悪戦苦闘した後、一次発酵。ひとりひとり工程を体験し、「パン作りって難しくて奥が深ーい」。そして焼き上がりの幸せな香りと共に、先ずはアイシングたっぷりのシナモロール、次はアプリコットディニッシュと餡ディニッシュ、ラタトゥイユや肉饅の餡入り調理パンも仕上がり、持参のお茶で軽いランチ。頬張ると厳選されたフランス産の塩が味わい深く、良質な材料の味を一層引き立てる。パン作りのエキスパートが作ったラタトゥイユとカスタードクリームは絶品。最後は直径20センチのパンドカンパーニュが焼き上がり、パンと一緒に写真に収まって「ごちそうさま」。楽しい時間を過ごした。(安倍妙子)
・・・・パン工房の製品は自由学園しののめ茶寮や校内食糧部でお買い求めいただける。