選択クラス 「羊皮紙ーテンペラ画法」受講を振り返って/「選択クラス」の様子 - 自由学園 リビングアカデミー(45歳以上の方々の学校)

選択クラス 「羊皮紙ーテンペラ画法」受講を振り返って/「選択クラス」の様子 - 45歳以上の方々の学校【自由学園 リビングアカデミー】

「選択クラス」の様子

選択クラス 「羊皮紙ーテンペラ画法」受講を振り返って

2020年2月8日

講師はイタリア・テンペラ画作家の酒本留美子先生。
紀元前二世紀(紀元前200年~紀元前101年)にパピルス(カミガヤツリの茎を裂いて縦横に作った紙)の代替品として生まれた羊皮紙の歴史からペン、虫こぶインクなどテンペラ画材にいたるまで、熱く語ってくださり授業が始まった。
前年度からの先輩受講生2名は 慣れた手つきで昨年度からの作品に取りかかり、1年目受講生4名は旧約聖書に登場する創世記からノアの箱舟、十戒などを描くことに。

子供時代に憧れた羽ペンを用い、虫こぶインクで下絵を描く。

次に空気が流れただけでヒラヒラと舞う金箔を悪戦苦闘しながら置き、その上をめのう(玉髄の一種)で磨くと、美しく光り輝いた。いよいよ卵黄に酢を入れて顔料を混ぜ合わせ色を作る。着色テンペラとは 混ぜ合わせる(テンペラーレ)からきていることを知る。最後に明暗をつけて仕上げに入った。

窓の外に初等部の子供たちの声や鳥のさえずりを聞きながら、絵筆を持つ、なんとも贅沢な幸せな時間を過ごす。

後半は板絵の代わりに粘土を土台に、金箔の扱いが上手になるようアクセサリー作りの指導を頂く。童心に返り粘土を捏ねるところまでは良かったが、箔貼りに手こずる。貼っては剥がれ貼っては剥がれの苦労だったが、最後は想い出の宝石やスワロフスキーで飾られたブローチやペンダントが出来上がり、笑顔でクラスは終了。

テンペラ画の作製を通じ、絵画鑑賞の視点も変わり、楽しみ方に広がりが出てきた。(小西美香)

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