--以下、LA学生全員と講師の方々にお送りしたメールと同じ内容です。--
既にLAの皆様には、諸活動についていくつかのメールをお届けしておりますが、改めて自由学園全体がどのような対策をとろうとしているか、その中でLAはどう対処するかについて、ご報告いたします。
2月26日、自由学園全体の方針を決める「臨時部長会」で対策を協議し、生活団、初等部、女子部、男子部、最高学部、そしてLAが足並みを揃えることになりました。
現在拡大している感染状況と、政府の見解や専門家の意見をふまえ、自由学園としては生徒・学生の健康と安全を守ることを第一に考えることとして、各部門の事情を踏まえながら対策をとることを決めました。
*3月2日(月)から終業式(3月中旬)まで、全校を「休校」とする。特に寮は原則閉寮し、授業の電子媒体利用による自宅学習などで対応し、また学期末の各部の行事、校外学習、全体会、感謝会などはすべて「中止」あるいは「延期」とする。
*3月の「卒業式」は、学生・生徒と保護者のみで簡素化して挙行する。(例年は卒業生、全国友の会、その他の関係者も参席している。)
*その他、各部の状況で必要な対策は、個別に判断して実施する。
[LAとしての対策]
LAは、高齢者が多いことや、他の部とは異なる講座構成を有していることを考慮して、既にいくつかの対策を実施し、また今後の活動「中止」(延期)のご連絡も差し上げてきています。
下記整理します。
・先週、2月22日「みんなの日」の午後の集い「家族ミーティング」を中止した。
・今期の残りの活動(「選択クラス」、「自由活動」、「TOPICS講座」)を中止とする。
これらの活動は、政府の指針(中止あるいは延期を要請)である“大規模なイベント”ではありませんが、対面形式のミーティング、すぐ近くで声を出す活動が多く、しかも、人込みの中を通学してこなければならないという事情があります。それに加えて、感染した時に重症化する可能性の高い高齢者が多いというLAの特殊性を考慮して、学園の他部より一歩進めた対策を取ることにしました。
・3月21日(土)の「修業式」は、簡素化して実施する可能性や、今後さらに厳しい状況になれば、代替手段等の方法も検討していきたいと考えております。また、新しく願書をお出しになった新規の人たちにどう対処するかも、近く決定する方針です。
以上ですが、また事態の展開を踏まえつつ、新たなご連絡を申し上げることもあろうかと思われます。LAからの連絡にはご注意ください。
皆様とともに、またもとのように元気にLAの活動ができる日が一日も早く戻ってくるのを切に祈っております。皆様も体調に十分注意を払い、お過ごしください。
2020年2月28日 リビング アカデミー リーダー: 中村 祐二