2月12日 選択クラス「ノールビンドニング」/「選択クラス」の様子 - 自由学園 リビングアカデミー(45歳以上の方々の学校)

2月12日 選択クラス「ノールビンドニング」/「選択クラス」の様子 - 45歳以上の方々の学校【自由学園 リビングアカデミー】

「選択クラス」の様子

2月12日 選択クラス「ノールビンドニング」

2020年3月1日

針一本と手の指だけで、縫うようにして編むノールビンドニング、古くは紀元前から北欧・スウェーデンで伝わる技法と言われている。この編物を身に着け、冷たい沼に沈んでいた3世紀頃の人が発見されたそうだ。16世紀頃からは、今の棒編みが主流となる。

講師は神谷珠子先生。自由学園生活工芸研究所勤務。自由学園卒業後、スウェーデンのテキスタイル専門学校で学ぶ。現地の織物工房で研鑽を積んだ。

今年度からクラスが始まり、受講生は4人。用意するのは、毛糸と針。針は木製で、10㎝程の長さ。縫い針のように穴が1つ開いている。ノールビンドニングで一番難しいのは作り目らしい。初めは悪戦苦闘だったと受講生。毛糸を左親指に巻きループを作る。毛糸を通した針で、ループをすくい、ねじるようにして裏側の毛糸と共に指先から入れ、引き抜くと親指に新たなループが出来る。この繰り返しで進んで行く。

今回は8回目の最後の授業、帽子を仕上げる。笑い声から始まり、編む手もスムーズで和やかさが伝わる。やはり苦労したのは編み始めのようだ。頭部の中心から、螺旋状に編み始めるが、増し目でそれぞれ個性的な形の作品が出来上がる。未完成だが、帽子をかぶり見せ合った。

「リバーシブルも良いわよ」「明るい糸でフリンジを付けるの!」と、にこやかな0さん。「あら~ぴったり!」の声に「でもこれは主人に。私のはもっと上手に仕上げるわ?」夫婦でペアは微笑ましい。仕上げの1つ、湯につけもみ洗うと、目が詰まりフエルト化する。風も通さないため、防寒用に最適である。

作品が出来上がる喜び、嬉しさが笑顔をつくる。

先生も「手を動かすのが大好きな人、口を動かすのが大好きな人にピッタリのクラスです」。耐久性と保温性に優れ、北欧で長く受け継がれた「ノールビンドニング」。

次回はネックウォーマーを編みたいという意見も。(夏目章子)

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