2月22日「みんなの日」教養講座(午前)/「みんなの日」の様子 - 自由学園 リビングアカデミー(45歳以上の方々の学校)

2月22日「みんなの日」教養講座(午前)/「みんなの日」の様子 - 45歳以上の方々の学校【自由学園 リビングアカデミー】

「みんなの日」の様子

2月22日「みんなの日」教養講座(午前)

2020年3月3日

[礼拝]

礼拝の賛美歌は370番「めさめよ、わが霊(たま)」。イギリスの四大賛美歌のひとつ。歌詞は違うが曲は「ほたるのひかり」である。

3期生大岡忠昭さんによる「忘れられない人々」は、自身・子ども・孫と三世代が自由学園で学ぶ、あるいは学んだ、それぞれのエピソードを紹介した。

1940年発足「神戸友の会 幼児生活団」の2回目の卒業生である大岡さんは、昭和41年、28歳の時に婚姻。伴侶は、幼児生活団の恩師によるご紹介で、渡仏するご両親が「融通が利かない息子」を案じて「文部省推薦型の嫁探しを頼んだ」とのこと。
エヴァンジェリカル教会で挙式、3人の子どもに恵まれ、それぞれが自由学園で学ぶ。京都転勤の折には亡き羽仁恵子先生が京都まで卒業証書を持って来てくださった思い出を語った。

[教養講座]

教養講座のテーマは、文化財保存全国協議会全国委員の井口直司氏による「縄文人の世界観」―日本列島人の心の苗床―

東京三宅島で生まれ育った思い出や、千葉館山に疎開した経験に触れ、今回の講座の一つ目のヤマ場「日本人とは何だろう」を解説。

私たちが日本人について考えようとするなら、縄文時代とその時代に暮らした人々の存在はきわめて重要だと井口氏は語る。

「縄文人は、現代日本人の祖先であり、東アジアに住む人々から孤立して独自の進化をとげた可能性がある」

考古学を専攻した井口氏から出る言葉は次第に熱を帯び、気迫に満ち、受講生を圧倒するものがあった。

「たまに故郷の島に帰ると怖い。ゾクゾクとする。何かいるんじゃないかという感覚がある」と語る。日本人は、万物に宿る生命の霊気を感じ取り、踏み込んではいけない領域を察知したり、共存したりする感覚を育ててきた。そして、法や宗教という規範よりも、攻撃性の希薄な、用心深く暮らす生活の術(すべ)を養ってきたのではないかと結んだ。(和田美恵子)

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この日の「午後の集い」は「家族ミーティング」を予定していたが、限られた空間での“対面座談”形式であるため新型コロナウィルスの感染を考慮して急遽中止としました。[事務局]

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