7月25日(土)「LA・始業式」を開催/「みんなの日」の様子 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

7月25日(土)「LA・始業式」を開催/「みんなの日」の様子 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

「みんなの日」の様子

7月25日(土)「LA・始業式」を開催

2020年7月27日

LA始業式

7月25日の土曜日午前9時半から、リビング・アカデミー(以下LA)の始業式が自由学園記念講堂で開かれた。3ヶ月遅れの始業式である。LA学生の総数は123名、うち94名が雨模様の中にもかかわらず集まった。

ソーシャルディスタンスを保って着席

東京を始め全国主要都市では新型コロナ・ウイルスの感染者数が収まらない状況だが、当日は健康診断用紙に検温結果などを記入、検温器で体温も測り、入り口に消毒液も配置、会議中はマスク着用、着席も大きな長いすに一人とソーシャル・ディスタンスを保つ―など、万全の対策がとられた。

LA学生は、未成年の生徒とは異なり、社会経験も積んだ立派な大人たち。自分で自分のリスクをきちんと管理できると判断した上での開会である。

  • 高橋和也 学園長の「歓迎の辞」

新しく入学した5期生18名が前列に着席すると、高橋和也・自由学園長の歓迎の辞があった。学園長は、自由学園が来年、創立百周年を迎えることを紹介、創立者が開校にあたって、「みなさんはこの学園を良くするために入学してきた」と述べた歴史を振り返った。この学校は教師が生徒に教えるだけではなく、生徒が自ら進んで力を合わせ学校を築き上げていくことが基本設計になっている、という主旨である。

祝辞が終わると、高橋学園長の手から新入生代表にLA生であることを示すバッジが手渡された。

続いて、賛美歌122番がCDで流れる。いつもは声を合わせて唄う賛美歌だが、唾液の飛沫が散るのを防ぐためだ。

賛美歌の後、中村LAリーダーが、「やっと皆さんに会うことができた」と喜びを表わし、LA賛歌がこれもCDで流れた。

中村 祐二 LAリーダーの「挨拶」

式が終了すると、工業デザイナーの竹原あき子さんによる教養講座。

竹原あき子さんによる「教養講座」

自著の「袖が語れば」をタイトルにした講演である。中国の古代から始まり、聖徳太子の昔から、江戸時代に到るまで、衣服の袖が辿った歴史を語るユニークな講演となった。(詳しくは別項)

教養講座が終了すると、再び中村リーダーから新入生のためにLAの仕組みやルールなどの具体的な説明があった。

最後に、LA学生有志による被災地支援金募集の呼びかけがあり、式は十二時過ぎに終わった。

94人の学生たちは、久しぶりに仲間に会えた喜びをかみしめながら、しのつく雨の中を帰っていった。(市岡)

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