4月14日(土)
本日、3回目となる青葉町地域懇談会が開催され、お集まりいただいた約40名の方々に向けてお話をしてきた。また今日は、熊本地震から2年という節目でもあったことから、この地震災害の特徴の一つでもある、災害関連死で亡くなった方が直接死の4倍にもなるということをお伝えし、避難生活の難しさを共有していただいた。
今回は、「被災生活を知る」という2回シリーズの前半で、主に「情報」「トイレ」に焦点を当ててお話しした。教材には、本校と協働で防災活動を行っている三菱地所レジデンス(株)の「そなえるカルタ」を用い、併せて初めての試みで行った「災害時トイレ実習」では、(株)カインドウェアのご協力で携帯トイレと簡易トイレを提供していただくことができた。
これまでの地域懇談会と同様、各グループごとに話し合をしながら進めるスタイルで実施し、皆さん賑やかに参加されていたが、やはり「災害時トイレ実習」が何より盛り上がった。実習では、凝固剤タイプと吸水シートタイプの携帯トイレを実際に使い比べていただき、段ボールで作る簡易トイレには、完成後全員に一度座っていただいた。
この地域懇談会は、毎回2時間の予定で行われている。全体的にご年配の方が多い中、皆さん最後まで熱心に参加して下さるのは本当に有り難いことである。次回は「水」と「食糧」を取り上げ、特に「食糧」では”災害食を美味しく食べよう”をテーマに、東久留米市内でイタリアンキッチンカーを運営している方と連携して行う予定である。参加された方々にとって実のある2時間となるように、また良い準備をして臨みたい。
危機管理本部 蓑田圭二