12月15日(土)、東村山市社会福祉協議会と東村山警察所の共催による、「(学生向け)災害時防災ボランティア養成講座」が開催され、そこへ講師として参加してきた。受講者は、東村山市内の高校に通う男女合わせて7名で、それぞれクラブでボランティア活動を行っていたり、中には生徒会の役員もいた。
講座は、私の方から地震災害に関する今日的課題やボランティア(共助)のために必要なことといった内容をお話しした後、警察署員によるロープワークや搬送訓練、そして最後に地域の防災上の課題を洗い出すというワークでまとめさせてもらった。昼食では、実際に非常食を作って食べるということも行った。
災害時のボランティア活動を志す若い世代がいてくれることは本当に心強い。特に高齢化が進み、また昼夜間人口比率にも課題を抱える地域では、彼らの行動力に期待しなければならないのが現状である。ただ一方で、彼らの受け入れ態勢はどうかというと、社会福祉協議会にも警察署にも彼らの受皿は今のところ無い。災害が起きた際、自分たちがどのようにしたら地域の役に立てるのか、その道筋を示し、併せて彼らと地域との橋渡し役を是非担ってもらいたいと思っている。彼らの意欲が良いかたちで実を結ぶことを期待したい。
危機管理本部 蓑田圭二