5月31日（金）東村山市諏訪町にある介護老人保健施設東京ばんなん白光園の職員の方々へ向けた講演会を行った。たまたまこの施設の防災教育担当の方が、私の別の講演会に参加されたことがご縁で、今回の講演会をお引き受けすることになった。
この施設では、これまでも定期的に避難訓練を実施するなどして、職員の防災意識の向上に取り組んでこられたそうだが、この度改めて“災害時でも利用者様に寄り添うサービスを継続する”ということをテーマとして掲げられ、そのためにまずは、市内や施設近隣で起こり得る災害リスクを知ることから始めたいというお申し出であった。
この日は、業務中にも関わらず50名ほどの方々が参加され、意識の高さをうかがうことができた。講演では、諏訪町における地域固有の災害リスクの可能性をお示ししながら、この施設が提供する各種サービスの継続についてお考えいただいた。
災害からの復旧・復興には、実は女性の力が大きく関係している。そして、その女性の動きをサポートするのが、子どもの預かり施設や介護施設であり、それらがどれだけ早く稼働できるかが重要であると考えている。参加された方々にはそのことをお伝えし、最後に「皆さんで施設の“業務継続計画（BCP）”を作成しましょう」とご提案をさせていただいた。すでに次の講演会も決まっており、引き続きお役に立てるようにしっかりとやってゆきたい。
危機管理本部 蓑田圭二
