『季刊 民族学』で紹介される。ポリネシア考古学の篠遠喜彦博士の研究のきっかけは、在学時に自由学園で行った発掘調査。/メディア:雑誌 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

『季刊 民族学』で紹介される。ポリネシア考古学の篠遠喜彦博士の研究のきっかけは、在学時に自由学園で行った発掘調査。/メディア:雑誌 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

メディア:雑誌

『季刊 民族学』で紹介される。ポリネシア考古学の篠遠喜彦博士の研究のきっかけは、在学時に自由学園で行った発掘調査。

2019年8月6日

2017年に93歳で亡くなられた篠遠喜彦博士(自由学園男子部3回生)は、ポリネシア考古学の権威として国際的に知られています。『季刊 民族学』の169号では、「オセアニア考古学の挑戦―篠遠喜彦の足跡から―」と題した特集が組まれました。その中の下記一編で、篠遠博士は、自由学園在学時代に学園で行われた縄文時代の集落の遺跡発掘調査に、生徒の一人として関わったことが契機となって先史考古学に関心を持ち、男子部卒業後、専門的に学び研究の道へと進んだことが紹介されました。

記事内には、在学当時の写真や、自由学園から提供した当時の自由学園男子部校舎の写真が掲載されています。

■『季刊 民族学』169号(2019年)国立民族学博物館友の会機関紙
「日本考古学研究所時代の篠遠喜彦氏」p36~42
著者:領塚 正浩(市立市川考古博物館学芸員)
『季刊 民族学』のサイト https://www.senri-f.or.jp/category/journal/

■自由学園で発掘された遺跡
自由学園内には立野川という小川が流れています。この川の周辺には、旧石器時代から縄文時代にかけての人々の生活の跡(遺跡)が埋もれています。昭和11年(1936年)に男子部の校舎建設工事の折に縄文時代中期の敷石住居が発見され、初めての発掘調査が行われました。その後現在にいたるまで、これまでに10回以上、新しい建物を建てる折りなどに発掘調査が行なわれ、住居址や土器、石器などのさまざまな道具が発見されており、学生生徒の研究対象となってきています。
それらは自由学園北遺跡、自由学園南遺跡、自由学園西遺跡として知られており、中でも篠遠博士も生徒として発掘調査に参加した自由学園南遺跡からは、縄文時代中期集落が発掘され、武蔵野台地でも最大規模の集落跡の一つとして知られています。

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