8月17日（土）、この日は防災体験プログラムへ講師として参加してきた。このプログラムは、「そなえよつねに！ 夏休み！ 72時間災害体験プログラム」というテーマで、助け合おう避難所の会と社会福祉協議会が主催し、市内の関係団体や企業などが協力するかたちで実施されたもので、8月15日～17日の三日間で行われた。参加者は、市内在住の小学生とその保護者であった。
このプログラムの最終日に私が担当したのは、「避難所でのチームワーク作り」ということで、お打ち合わせの際には、避難所での生活の様子を知っていただきつつ、そこへグループワークのようなものも入れて欲しいとのことであったため、この学習の最後を、実際に自分たちで避難所を運営するような流れになるように考えてみた。
対象が小学生とその保護者ということで、お伝えしたい内容をどのように表現するかがなかなか難しかったが、いつもの講演会のように参加者との対話を中心に据えながら学習会を進めた。またグループワークでは、参加者を三つのテーマに分けてポスターを制作してもらった。制作の途中、お互いに自分のアイディアを出し合い、協力してうまくかたちにしてゆく様子が自然に表れ、主催者からいただいていたご要望にも応えることができたように思う。
この防災体験プログラムは、今年初めて行われたものだった。参加された皆さんが、口々に本当に良い体験プログラムだったとおっしゃっていたのが印象的で、今後回数を重ねてゆくことを期待したい。現在、助け合おう避難所の会の方々とも連携しており、今後もよいかたちで関わってゆきたいと思っている。
危機管理本部 蓑田圭二
