4年ぶりに一般公開で行われた自由学園体操会、天気にも恵まれ素晴らしい1日になりました。多くの卒業生、保護者の方々にもお会いすることができました。ご来場の皆様、また心に留めてくださった皆様、ありがとうございました。
終了直後、生徒学生たちは女子部食堂前に集まり、終わりの会を持ちました。
生徒・学生リーダーが思いを語り、指導にあたったデンマークからのTA、ラウラとオリバーへの感謝の花束が手渡されました。集まった生徒たちから充実感と解放感が伝わってくる心地よい時間でした。
最後に私もひとこと感想を伝えました。
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それぞれの体操がどれも本当に素晴らしかったこと。最後列の人の腕もピンと伸びていて気持ちが良かったこと。ご来場くださった方にも体を動かす喜びが伝わったこと。
そして感謝。朝早くから様々なところで会の準備をする多くの人の姿を目にしたこと。6時半から放送設備、カメラ、マイク、スピーカーなどの設置をしていた人たちがいたこと。
正門周辺の掃き掃除、会場の係のシート敷き、掲示の係が100本近い立札をチェックして回っていたこと。
大芝生がヘリも揃えてきれいに刈り込まれていたこと、メイポールの柱の上の月桂樹に育てた菊が添えられていてきれいだったこと。
朝の校内のひと回りだけでこんなにも多くの生徒学生が、よい会ができるように力を出してくれていたこと。
そしてそれ以上に、この準備期間を通じて私が気づかないところでの、あるいは誰も知らないところでの多くの人たちの働きがあってこの会がよい会になったこと。
さらに、今年の運営体制は、リーダーたちを中心に、これまで以上に生徒学生中心に行われたこと。
多くの働きに支えられた素晴らしい1日に感謝。
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この集まりでは生徒たちには伝えませんでしたが、総練習、本番と、私は列の端、また最後尾の生徒たちに目に向けていました。そして一生懸命に取り組む姿に清々しさを感じていました。
9月半ば、体操会に向けて学生・生徒リーダーを発表する日の全校礼拝では、讃美歌370番、聖書はコリント人への第一の手紙6章から「自分の体で神の栄光を現しなさい」を取り上げ次のような話をしました。
・・・しばらく前のこと、地方から中等科1年生にお子さんを送ってくださった卒業生であるお父さんが体操会に来校されました。
お子さんK君からは、クラスでうまくいかない友人関係などについて、心配な訴えも耳に入っていたようです。
K君は男子部全員体操では最後列のすみの方で演技をしていました。しかしその演技は、小さい体を精一杯動かす一生懸命さが伝わってくるものでした。
お父さんはその姿をご覧になって、大丈夫、見るべきものは十分見たと感じ、安心してお帰りになったそうです。
お父さんは、遠くで演技する息子の数分の体操の姿を通じて、体操の上手い下手ということ以上のものを感じ取られたのです。
自分の体で神の栄光を現すというと、なんのことかと思うでしょう。しかし与えられている体を精一杯に用いるとき、神様はそれを喜んでくださるでしょう。
よい体操会となるようによい練習が出来ることを願っています。・・・
久しぶりの全校礼拝。はじめはざわつきがありましたが、話しているうちに静かになり、伝えたかったことが伝わっていく印象がありました。
写真上は練習する生徒と芝生の整備をする生徒たち。下は本番終了後の、放送の係の学生たちのミーティング。今年も卒業生の方々にたいへんお世話になりました。ありがとうございました。
高橋和也Facebook 2023年10月8日