今週の1冊「わが友テペ」/図書館 お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

今週の1冊「わが友テペ」/図書館 お知らせ・近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

図書館 お知らせ・近況

今週の1冊「わが友テペ」

2022年9月12日

2022年9月12日
『わが友テペ』鈴木三枝子 作/すずき大和 え ミノリコブックス
自由学園図書館は卒業生の方、ゆかりの方々から多くの本を寄贈していただいています。この本もその中の1冊です。本書は1965年理論社刊行、親族の沖増みのり様により復刻版出版されたものを寄贈していただきました。
作者の鈴木三枝子さん(旧姓:矢野)は、姉妹で自由学園女子部を卒業されました。卒業の年に学徒動員が始まり、戦争の影響を大きく受けた世代の方です。三枝子さんは終戦後、新聞記者になり、雑誌の原稿も書き、紙芝居や子どもの本もつくりました。彼女の長編作品はこの1作品のみですが、「命の連鎖、動物と人間の関係、子どもの成長へのおもい」という今の時代にも通じる大切なメッセージが込められています。(初版本にも掲載されたすずき大和さんの原画が復刻版でも使われていて、本書の魅力を伝えるものとなっています。)
「作者は自由学園が好きで、いつも応援していたと聞いています。自由学園図書館で『わが友テペ』が長く読み続けてもらえたら、また50年がたっても読んだり思い出したりしてくださる方がいるかもしれません。そう思うととてもうれしくて光栄です。」(沖増様の文章から抜粋)

※図書館ではご寄贈にあたり、沖増さんから頂いた文章や、写真を合わせて展示させていただいています。図書館で、卒業生の方々の著書と対話してみませんか。

 

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