昨年5月から館内掲示板で始まった「新聞でつながろう」コーナーは、今年は5月9日付震災ボランティア記事の新聞解説を皮切りにスタートしました。
「新聞解説」とは、自由学園の女子部、男子部、最高学部それぞれ毎週の昼食時間に、主に社会科の先生方が時事解説としてさまざまな新聞記事を取り上げ紹介と解説を行うもので、女子部では時々高等科3年生が詳しい調査をもとに新聞解説も担当しています。
自由学園の創立者羽仁もと子・吉一夫妻はジャーナリストでもあり、吉一は時事解説の授業も担当していました。学園では古くから、新聞を題材に学ぶことが続いています。
当館では過去の新聞の縮刷版を所蔵するほか、新聞記事データベースを導入し、新聞を活用した学びをサポートしていますが、毎週の「新聞解説」について、解説担当の先生方の協力を得て元記事と解説でポスター作成し掲示しているのが、「新聞でつながろう」コーナーです。
ひとつの記事をきっかけに、感じて、考えて、友達と話し合ったり、自分でもう一度調べたり・・・記事と記事とのつながり、記事と自分とのつながり、自分と社会とのつながり、様々な可能性がつながることを期待して、今年も「新聞でつながろう」を続けていきたいと思っています。
受付付近の「新聞でつながろう」コーナー