自由学園生活学校卒業生の集い開かれる／近況 - 一貫教育の【自由学園】／ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

11月8日午後2時より、自由学園90周年記念として、自由学園生活学校卒業生の集いを明日館で開催しました。自由学園生活学校とは、目白明日館を学び舎とし「よき生活者としての教養と技術を身につけること」を目的として1948年に開校した1年制（後に2年制）の学校で、1973年まで1200人余の卒業生を世に送り出しました。この日は卒業生約230名、指導者6名をお迎えし、自由学園から12人を加えて250人近くの会となりました。

自由学園主催で生活学校卒業生をお招きしての会は初めての企画でした。前回の2002年卒業生大会以来のお集まりということもあり、会場は再会の喜びや感激に溢れて、最初から温かい雰囲気が明日館いっぱいにひろがっていました。講堂正面には、生活学校のシンボルともいえるタペストリー「思想しつつ生活しつつ祈りつつ」（生活学校4回生卒業制作）が掲げられました。

矢野学園長司会により一同礼拝をささげ、これまでの学びと恵みに感謝の時を持ちました。つづいて学園資料室より生活学校25年間の歩みを写真や資料で紹介、明日館館長より開館10周年を迎えた自由学園明日館の事業について報告がありました。その後、3名の卒業生の方々と2名の指導者の先生方よりお話をいただきました。懐かしい在学中の学び、卒業後の生活、ひとつひとつのお話の合間にも何度も拍手や喜びや驚きの声が上がり、会場一体となってお話を伺いました。

最後の市岡理事長からの挨拶では、生活学校卒業生の方々の響き合う姿、主体的にこの学びを選びとり歩んでこられた力強さへの感動をお伝えすると共に、90周年を迎えた自由学園の現状についての報告がありました。
会の最後に校歌「かかげよ旗を」を歌い、全員で記念写真、その後は食堂やホールでお茶を召し上がっていただきました。
自由学園90年にあたる今年、同じ創立者によってたてられた自由学園生活学校の卒業生の皆さまと、秋のひととき共に交わりの時を持つことができ、感謝と希望に満たされた一日となりました。