いつのまにか、枝葉を伸ばしたキャンパスの木々があちこちに木陰を作っています。
そのいくつかはさながら「みどりのトンネル」のようです。
創立者のおひとり羽仁吉一先生はその著書「雑司ヶ谷短信」下巻「一木一草への愛」の中で、「一本の松の木でも桜でも、自然のままに、あるべきところにあらしめるのがよい。 ~略~ 庭としもなき庭、それが自分の理想である。 ~略~ 人を教えるのは木を植えるようなものだといった昔の人の言葉の意味もそれであろう。と書かれています。
創立者の思いの詰まった学園の庭は、つかの間、梅雨の晴れ間の灼熱から解き放ってくれる、涼やかな木陰を作り出し、児童・生徒たちを大きく包んで見守っています。
近況