晴天に恵まれた4月12日(水)、桜が咲き、樹々の芽吹きが美しい自由学園で、第97回入学式が行われました。
男子部の中等科・高等科に入学した新入生はウィンドオーケストラの演奏するマーチで、女子部の中等科・高等科に入学した新入生はピアノ演奏のマーチにのって入場すると、会場の記念講堂は、新入生のご家族、在校生、教職員ほか、学園関係者らのあたたかい拍手に包まれました。演奏は在校生。新入生の先導は、高等科3年生が務めています。
新入生の氏名点呼をし、高橋和也学園長により「自由学園の名において、これらの一人ひとりを『同志、同学、同行の友』として、自由学園の『家族』の一人として受け入れることを宣言します。」との入学宣言がなされました。そして最も遠方から入学した新入生の3人が、代表でJIYUの旗に97番目の星をつけました。
高橋学園長は、「同志 同学 同行」の意味と、女子部の制帽にあるマークはTLP(Thinking Living and Praying) 「思想しつつ 生活しつつ 祈りつつ」、男子部の制帽にあるマークはTTF(Thought Technique Faith)「思想 技術 信仰」であることを紹介し、これを見るたびに自由学園で何を大事にしているかを思い出してほしいと話しました。
また、自由学園は、一人ひとりが皆の中で大事にされる社会でありたいこと、将来そのようなよい社会を創るためには一人ひとりがどうしたらよいのかということを、この学園という社会をよくするために考え、力を出すことで学んでほしいと語りました。そして、自由学園では先生はただ1人「イエス・キリスト」であると考えています。そのことが聖書のどこに書かれているのか、これから見つけてほしいと話しました。