8月31日、水文・気象観測室のメンバーで、那須農場にある搾乳牛舎脇の露場に、南沢に持ち帰って修理を行っていた百葉箱を再設置しました。この百葉箱も2008年に最高学部生が手作りしたものです。
前回(7月26日)に水田脇に再設置した百葉箱と同様に、今回も最初に高圧洗浄機で洗ってから屋根や箱の底の傷んだ箇所を修復し、塗装し直しました。再設置した百葉箱では、気温・湿度を10分ごとに観測しています。今回の百葉箱の再設置によって、那須農場の露場の再整備が進みました。今後は気象観測機器の整備オンライン化等を進めていきます。
また今年初めて、普段は伏流して水が流れていない農場脇の蛇尾川が表流する様子を確認しました。近くの那須農場の露場では雨量を、井戸では地下水位をそれぞれ10分ごとに観測しており、雨と地下水と蛇尾川の関係を捉えられるのではと期待しています。
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文:鈴木祐太郎(気象観測室リーダー・最高学部4年)・写真:吉川慎平(環境文化創造センター長・最高学部教員)