2月26日、校内を流れる立野川は、地下水位の低下により湧水量が減少し、枯れ川(瀬切れ)状態になったことを確認しました。この現象は毎年春に見られる場合があり、枯れる年がある一方、枯れない年もあります。これは直前の秋〜冬にかけての降水量の多少よって決定することがわかって来ています。
この日は日中の最高気温が17.4℃(15:00)まで上がり、新天地の川辺ではフキノトウが顔を出していました。一方、例年では開花している河津桜は未だの様子です。よくよく観察すると川の中に残った水溜りには小魚の姿が。網ですくってみると清流に棲むアブラハヤのほか、ホトケドジョウの姿も見られました。水が引き、逃げ場を失った魚を狙ってか、コサギの姿もありました。
ホトケドジョウとサギ(類)は、自然の豊かさを表す生き物として「南沢キャンパスのシンボル(魚・鳥)」に選定されています。




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自由学園「南沢キャンパスのシンボル」が決定しました
文:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)