11月24日(木)の4年課程2年生対象(必修)の「フィールド研究基礎」では、引き続きリアルな空間を捉え表現する方法にいつて学びました。
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第6回となる今回は、「フィールド調査における写真記録」というテーマで、スマートフォンの普及でほぼ全員が高機能のデジタルカメラを所持し、写真の撮影が容易になった今、普段から写真を撮る習慣がある人もない人も、調査・研究における写真記録の有効性について再確認しました。特に研究発表や研究論文を取りまとめる際の、写真撮影の工夫について事例を交えながら紹介しました。
また進化したデジタルカメラとして、ドローン(UAV)カメラや、全天球(360度撮影が可能な)カメラの特徴を知り、特にドローンについては様々な分野への活用が進められていること、及びそのリスク、現在の法的規制の状況などを確認しました。また民生用のドローンの実機を手に取る時間も設けました。
学生からは「研究でそのプロセスを撮影するこは重要だと知った」「ドローンは便利で測量など様々な使い道があるが、使い方を誤ると危険に繋がるため、法的規制を守ることが大事だと分かった」といったコメントがありました。
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文・写真:吉川 慎平(最高学部教員・環境文化創造センター長)