カリキュラム
ゼミナール - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】
カリキュラム
3年生と4年生は「領域横断研究」「経営実践研究」のいずれかのゼミに所属します。最高学部が目指すのは、あらゆる場所で役立つ実力をつける教育です。
本学園のリベラルアーツは、専門教育によって専門家を育てるのではなく、どのような専門家にも欠かせない知識、学力、問題解決力の基礎をつくり、総合力と応用力を身につけます。異なる領域に興味を持つ学生、そして教員が共に研究する「領域横断研究」「経営実践研究」は、「個」の持つ創造性を拡げます。
専門性の高い演習が行われますが、研究は個々になされます。学生同士の研究が「点」で触れ合うスタイルです。
個人研究を重ねあい、共通テーマを見出して、新たな視点、未知の展開を生み出します。コミュニケーション力を必要とする研究スタイルです。
「領域横断型研究」は、「フィールドサイエンス」「ヒューマンサイエンス」「データサイエンス」「ライフスタイル」の4つのゼミから成り、各ゼミは1名の主任教員と1~2名の副主任教員で担当します。
学生の興味関心と、指導教員陣の専門分野は多岐にわたっています。専門カリキュラムとして開講する数々の講義科目も、それぞれの研究に資するものです。研究内容によっては、学外の機関・専門家などに協力や助言を求めることもあります。
グループで研究に取り組むことによって、1人では気づかなかった視点や発見に出会い、仲間と切磋琢磨しながら研究の質を高めます。
自由学園は"いのち"と"自由"を使ってどのように自分らしく生きていくかを学ぶ学校です。高等科までの学びでは、教室や机の上での学びにとどまらず、生活、自然、社会のすべてを学びの場とする"生活即教育"を受けてきました。最高学部前期課程では,さらにヒューマニズム精神に基づく文理融合型リベラルアーツ教育を受けました。領域横断研究はこれらの学びの集大成となる実践活動です。"生活即教育"を通して見出した諸課題に向き合い、必要な知識・理論を吸収し、他人や社会と協働し、解決のために研究することで、時間軸(生涯)、空間軸(地域・国際)の広がりをもった豊かな創造性を形成します。学問が先にありの応用ではなく、課題発見が先にあり、解決に必要な知識・技術を修得するという学びです。そのために必要な過程は前期課程までにすでに体得済みです。
「経営実践研究」は、「マネジメント」ゼミから成り、ゼミは1名の主任教員と2名の副主任教員で担当します。
経営実践研究は、図のように、「マネジメントゼミ」を「マネジメント講座」と「専門講義科目」が下支えします。これらは学生だけでなく、社会人も参加する講義です。「マネジメント講座」は "人を大事にする経営" を実践している著名二世経営者や卒業生経営者の講話を聴き、経営者の思考や姿勢を学びます。 「専門講義科目」は、経営学、マーケティング、財務、人材マネジメント、コンプライアンスなど経営に必要な知識を習得します。