秋の味覚、掘りたて落花生はすぐ茹でる!
「和田さん、いい時に来た!すぐ茹でるから」と土の会の川口さんが声を掛ける。ここは「新天地」と呼ばれる自由学園の西側にある農地である。
「土の会」はここを使って好きな作物を育てる、自由活動のグループだ。
川口さんによれば、掘り起こした落花生をすぐに茹でるのが、美味しく頂ける極意のようだ。
収穫した落花生は1kg強。LA棟の調理室で泥を洗い落とし、湯を沸かしグツグツ茹でること30分。最初はゴボウを茹でているような泥臭い匂いがしたが、次第に栗を煮ているような香ばしさが周りを包む。
「茹でた落花生なんて初めて」と和田が感心すると、「私は小さい時から食べてるわよ」「美味しくて止まらないのよね」とメンバーの一人が答えた。
「どうして落花生って言うのかしらね」との質問に、「花が落ちた所から子房柄(しぼうへい)が地面に入って土の中で実をつけるのよ」と川口さん。一同「えー、不思議ー!」
落花生に伸ばす手も止まらないが、トリビアも尽きない。
サツマイモも収穫した。4kgある。
12月14日「みんなの日」の昼食に供される予定だ。甘露煮?サツマイモご飯?
どうぞお楽しみに。(和田美恵子)