11月29日ー「わたしの収納箱」 貼り箱体験教室より/「選択クラス」の様子 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

11月29日ー「わたしの収納箱」 貼り箱体験教室より/「選択クラス」の様子 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

「選択クラス」の様子

11月29日ー「わたしの収納箱」 貼り箱体験教室より

2019年12月10日

「貼り箱」とは、ボール紙で作った土台に数種の紙を貼り重ね、柄の美しい友禅和紙で仕上げた箱のこと。大小問わず自由に設計でき、数十年を経ても丈夫なまま使い続けられる収納道具となる。

11月29日、自由学園卒業鈴木美樹先生ご指導による「貼り箱」体験クラス。

講師の鈴木先生は現在筑波在住。家事、育児にも大忙しのかたわら、「はこ屋」を営む。

かつてご実家で利用していた貼り箱に注目して、はこ屋を開業したという。

これまで何回も引っ越しを経験する中、大型家具の代わりに、その場所に合わせた大きさの箱に布を貼り、その中に収納するという工夫をして乗り切ってきた。「素材の段ボールに布を貼っているのでかなり丈夫で、経年劣化しても味わいが出るのが魅力」と語る。

ご自宅にある小学生のお子さんの学用品、おもちゃ、台所用品などを整理する貼り箱や、様々な物を貼り箱に入れて押入れに収納する様子などを画像で披露され、参加者の製作意欲は盛り上がってきた。

今日の製作は、A4サイズの箱。このサイズは一番利用価値が高く、深さを変えれば様々なものを収納できる。衣類、洗面道具、食器、紙袋入れなど、雑多になりやすいものの整理に向いている。

さて、いよいよ、製作スタート。参加者は5人。

各自思い思いに、好みの色の和紙を選び、A4サイズの箱に対してどのように切るか、先生の実演を真似てそれぞれが夢中で手を動かしていく。

和紙の特性は伸びること。若干小さめに切るなど、やっていくうちにコツがつかめていく。

和紙につける糊は、水に溶かした洗濯糊だが、「木工ボンドでもいいよ」とか、「空になった空き箱に和紙を貼って作ってもいいよ」とか教わる。普段の生活から生まれる資源を利用したらいい、という先生の気取らない言葉に頷く参加者。出来上がった箱は、それぞれに味わいが出ている。

少し時間があったため、最後に小箱を作製。スマホや財布、鍵などのお出かけグッズ置き場としてすぐ活用できそうだ。

出来上がった作品を前に「楽しかったわ!」

「楽しかったわ!」「段々出来上がって来るとワクワクして来ました!」。参加者は、綺麗に仕上がった箱を手に、喜んでいた。(齊藤すわみ)

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