講師はデンマーク体操クラブ・アンセルの古川幸子先生。デンマーク体操を基本にして、足首や足指の準備体操、呼吸の仕方などバラエティーに富んだ要素を組み合わせ、「体を知る・動かす・作る」を実践する。
デンマーク体操は、基本体操・音楽にのせたリズム体操・ボールや手拭いを利用した手具体操からなる。
1931年(昭和6年)デンマークのオレロップ体操チームが来日。自由学園でデモンストレーションをして以来、現在もその交流は続いている。また、各地でデモの後、高い評価を得て、日本の学校教育やラジオ体操に大きな影響を与えた。
「〇〇さん、腹筋を意識して!」「△△さん、もっと手を上に伸ばして…」とじかに手を添えて矯正することもある。少人数クラスならではのメリットであると同時に、受講生は気が抜けない。形を真似るよりも、どこの部位を意識して体を動かすか、また呼吸はどうするか等を丁寧に教えてくれる。時には冗談を交え、楽しい2時間があっという間に過ぎる。
「この講座の日は、夕方身体が軽くなるの」「7年前股関節の手術をして自力では起き上がれなかったのが、今年受講してから起きられるようになったの!」「月1回ではなく週1回受けたいね」数年前からの人も今年からの人も皆さん受講してよかったとの感想だ。
午前と午後のクラスに分かれていて、それぞれ年10回実施。講師は古川先生と渡邉恭子先生が交互に指導している。お二方ともデンマーク体操クラブ「アンセル」所属。(納富伸夫)