6月17日(土)「みんなの日」です/近況 - 自由学園 リビングアカデミー(45歳以上の方々の学校)

6月17日(土)「みんなの日」です/近況 - 45歳以上の方々の学校【自由学園 リビングアカデミー】

近況

6月17日(土)「みんなの日」です

今日の「サロン講座」は、都立駒込病院の名誉院長、森武生先生の“健やかに老いるシリーズ”です。昨年のお話が好評だったので、今年もまた講演をお願いしました。
先生は大腸がんの専門家で、手術後の患者の“生活の質”をも考えた手術方式を、世界に先駆けて開発した名医。がんの種類ごとの罹患率や術後生存率など難しい統計数字についても、とても分かりやすく説明してくださいました。がんに罹ったからといって必要以上に恐れることはない、誰にも避けられない病気や死のことについても“現実”を知ることにって、よりよい人生を築いていくことができる、というメッセージだと受け止めました。

先生は、海外の病院等にも医療技術を広めるため、世界各国を旅行しておられます。そうした時に描きためた水彩画と軽妙なエッセーを組み合わせた著書も、今は数冊に及びます。美しい水彩画のスライドを講演の途中に見せて下さったので、重いテーマのお話も楽しくうかがうことができました。「今度は、先生の水彩画をいろいろと見せていただく機会があればよいのにな」といった声も、学生の間から聞こえました。

「午後の集い」では、地元消防署の方から、高齢者の日常生活にひそむ様々なリスクについてお話を聞いたあと、消火器を使っての非常訓練。簡単そうに見えても、実際に消火器を使ってみると、火元に駆け付けるまえに噴射レバーを押してしまったりと、なかなか難しいことが分かりました。

窓を開け放った記念講堂には、緑の木々の間をわたってきた風が通り、とても気持ちのよい一日でした。