昼食の後、記念講堂で、村山順吉理事長、高橋和也学園長、講師の先生方、事務局スタッフの列席のもと、125名の学生の修業式が行われました。
まず、中村祐二リビングアカデミー（LA）リーダーから開会の挨拶がありました。LAが発足してから3年、学生たちが前向きに生活する姿に感動したことを述べた後、「プログラムを支えてくれた講師の先生方への感謝」、「自ら進んで活動する学生の皆さんや家族・家族長への感謝」、「これらをサポートしてくれた学園各部やスタッフへの感謝」と、3つの感謝を述べられました。また、来年度はLAに参加しない学生に対しても、「自由学園は皆さんの家であり、いつでも帰ってきてください」、その意味を込めて「行ってらっしゃい」と言いますと、温かいことばをかけてくださいました。
続いて、高橋和也学園長から学生に「ゆかり証書」が授与されました。LAには卒業というものがなく、本年度、ともに学んだ“ゆかり”を明らかにするものです。高橋先生のお話は、「自由学園の創立者の一人である羽仁吉一先生が書かれたものに、『品性とはなんぞや』という文章があります。一人一人が、神様は自分にしかできないことを与えてくださっていると信じ、一人一人がかけがえのない人間として真摯に生活することによって、品性は磨かれるのです」という内容でした。また、「ともに学び・交わり・楽しみつつ、少しでも良い社会を作るために、学び続けるLAであって欲しい」とも述べられました。とても心に沁みいるお話でした。
その後、2018年度の協力委員の紹介と委員長より「感謝のことば」。次いで、2019年度の協力委員の紹介と委員長より「皆さんのお力添えをお願いしたい」ということばがありました。最後に全員で「リビングアカデミー賛歌」を斉唱し、修業式を終了しました。
