板橋区立中央図書館で、1月15日（月）～1月30日（火）まで
「“工都”科学研究 コズミック！線つむぐ理研板橋分所」の展示が行われます。
板橋区には戦後、理研（理化学研究所）板橋分所宇宙線研究室がありました。
物理学者・仁科芳雄を中心とした同所宇宙線研究室には、戦中期から自由学園男子部・女子部卒業生が観測等で関わり、なかでも和田雅美氏（男子部３回生、自由学園でも指導されていました）は長く宇宙線研究室に勤務し、研究日誌「宇宙線日記」を記録してきました。
和田雅美氏は、『学園新聞』3号（1951年1月号）や47号（1955年5月号）で、仁科博士と羽仁吉一との関係、理研宇宙線研究室と自由学園との関係について書いておられます。
https://archives.jiyu.ac.jp/newspaper/#/result?query=%E5%92%8C%E7%94%B0%E9%9B%85%E7%BE%8E&filter=title&filter=keyword1&filter=keyword2
今回、理研板橋分所の保存公開にむけて、板橋区教育委員会が調査を実施、和田雅美旧蔵「宇宙線日記」全61巻（1948.4.17-1987.8.17）についても調査が行われました。
このたびの展示では、当該日誌の調査結果も生かされているとのことです。
当該展示に関連するワークショップ（1/20）やトークセッション（1/27）も予定されています。板橋区立中央図書館は、公園と一体型の図書館、絵本の蔵書など、特色ある図書館として知られています。機会があればぜひおはこびください。
資料室 村上民
