文科省の月刊誌「中等教育資料」8月号の論説「学校まるごとSDGs」の中で、永田佳之先生(聖心女子大学教授)が、100年以上前からこれを先取りしている教育として自由学園を紹介してくださいました。
今号の特集は「学校全体で取り組むESDの推進」。ESD=Education for Sustainable Developmentは、2015年、国連で国際社会の目標として採択されたもので、サステナブルな社会の実現のために行動できる人を育てるための教育です。
ESDは、SDGsとの関連では目標4「すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯教育の機会を促進する」のターゲットに位置づけられています。また同時にSDGsの17全ての目標実現に寄与するものであることが国連総会で確認されています。
永田先生は、ユネスコ本部のESD推進委員、国際理解教育学会会長もなさっています。私たちの実践をこのように評価していただけることはたいへんありがたく、ますますこの取り組みを実のあるものにしていきたいと思います。
2023年8月28日 高橋和也(自由学園学園長)