「Jリーグユース・コーチ、サンフレッチェ広島、ブラインド・サッカー」/前学園長ブログ - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

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前学園長ブログ

「Jリーグユース・コーチ、サンフレッチェ広島、ブラインド・サッカー」

2023年9月25日

サッカーのJリーグでユースの育成に関わるマーレ―志雄さんが翻訳したスポーツコーチングの本『最高のコーチになるためのスポーツコーチング学』が出版され、書店に並びました。「指導者は、まず“教師”でなければならない」というキャッチコピーがついています。

マーレ―さんは、自由学園時代にサッカーに熱心に取り組み、大学部を卒業後、国内でジュニア育成に関わったのち、イギリスにわたりコーチングを勉強。クラブ等での指導経験を重ね2020年に帰国し、国内を拠点にユース育成や翻訳に取り組んでいます。

マーレ―さんの学年は熱心にサッカーに取り組む人が多く、大学部の時代には東京都大学サッカーリーグ4部で13チーム中2位となり、3部リーグへの昇格を果たしています。

この時のフィールドプレーヤーであり広報担当だった橋本光永さんはその年度の取り組みを振り返り、「今年度のサッカー部は、チーム全員が目標を一つにして努力を惜しむことなくサッカーに取り組むことができた。特に夏休みには、多くの試合や厳しい走り込みを共に乗り越え、チームが一丸となった。その裏には、マネージャーのチーム支える働き、4年生の真摯な姿勢、そして下級生のリーグ戦への想いがあったように思う。リーグ戦を終え、『このこのチームにいれたことを誇りに思う』と多くの人が口にしたことは、チームが一つとなれた証だと思っている」と熱く記しています。

マーレ―さんの同級生は、卒業後もこのサッカーへの情熱を持ち続けている人が多く、この橋本さんはサンフレッチェ広島にホペイロとして就職、現在は副務として活躍しています。

また当時主将を務めていた鈴木仰さんは企業で働きつつ、まったく経験のなかったブラインドサッカーに挑戦。昨年日本選手権で優勝したフリーバードメジロダイに所属し、チームを支えています。

加えて当時マネージャーだった高橋めぐみさんは、日本ブラインドサッカー協会に就職し、現在はブラインドサッカー日本代表チームの主務も務めています。鈴木仰さんとはフリーバードメジロダイのチームメイトです。

先輩の中にもサッカーに繋がる生き方をしている方々がいますが、学生時代3部昇格を果たしたサッカー部の同級生4人が、その後もサッカーに繋がり続けていることは、あらためて珍しいことだと思います。
「好き」であることにこだわり自分らいしい道を歩むことは容易なことではありませんが、自らの手で試行錯誤しつつ自分の道を切り拓くこのような人たちの歩みには、本当に励まされます。

マーレ―さんの本、私も読んでみたいと思います。

以下は、出版社のサイトから。
「指導者は、まず“教師”でなければならない」
優れたコーチングの正体とは何か?
学校での指導法を、スポーツ現場にアレンジ

世界100万部以上、12カ国語に翻訳『Teach Like a Champion』の著者が科学的根拠に基づいて解説

第1章 決断力
第2章 プランニングとデザイン
第3章 フィードバックと質問をさらに活用する
第4章 理解度のチェック
第5章 文化を創造する
第6章 成長と発展における課題 
https://www.kanzen.jp/book/b10033953.html

高橋和也Facebook 2023年9月6日

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