NHK番組「日曜美術館」で、大正自由教育を牽引した芸術家、山本鼎とその仕事のひとつである「児童自由画運動」が取り上げられます。
山本鼎が提唱した自由画は、同時期に開始された農民美術と共に大正・昭和初期の大きな美術教育運動として展開しました。
自由学園は草創期から山本鼎を美術科主任として招聘しており、山本はまさに自由学園美術教育のルーツともいえる存在です。
山本鼎の指導による美術の時間 自由学園が創立された1921年に撮影
今回、山本鼎が自由学園で最初に指導した生徒の作品類や使われた校舎、卒業生の証言等が紹介され、学園美術の現在についても、普段の美術授業(「観察から表現へ」女子部高等科3年による秋の植物、指導:滝澤具幸)が一部紹介される予定です。
(初等部の子どもたちの生活の様子も撮影されましたので、少し映るかもしれません。)
■再放送放映のご案内
番組名:NHK Eテレ『日曜美術館』
タイトル:「自分が感じたものが尊い~山本鼎と児童自由画運動~」
放映日時:2020年1月26日(日)20:00~20:45
番組WEBサイト:https://www4.nhk.or.jp/nichibi/x/2020-01-26/31/19561/1902829/
今回の番組では、秋の植物を題材に行った美術の授業の様子が撮影されました。
指導は日本画家の滝沢具幸先生です。
題材にした木や草、実や花などの植物は、すべて学園キャンパス内で集めたものです。
■「自由学園美術工芸展」 次回は2020年11月に開催予定
自由学園では4年に一度「自由学園美術工芸展」を開催し、幼稚園から大学部までの全校生徒・学生の美術作品をキャンパスに展示して、皆様にご覧いただいています。
次回は、2020年11月21日(土)、22日(日)に開催予定。
絵画や様々な素材による美術作品・工芸品・大型の合作、基礎勉強等々を展示します。
ご案内は10月に自由学園のWEBサイトに掲載いたします。