デンマーク研修旅行⑩
朝8時にオレロップを出発し、ユトランド半島にあるエグモントホイスコーレンを訪問しました。エグモントホイスコーレンは健常者と障がい者が共に学ぶホイスコーレンです。1956年に障がい者であるRuth氏によって設立されました。現在は生徒200名余りのうち日本からの留学生が7名います。
同校の深澤りえこ先生に自己紹介ゲームやロールプレーをしていただいた後、「サマーキャンプin焼津」というドキュメンタリーを観賞し、主人公の一人である小林ひろこ氏から直接お話を伺いました。
エグモントでは障がいのある学生は国から補助金が給付され、その補助金で自分を介護する学生を雇用します。そして、健常者の学生は障がい者のアシスタントとしてお給料をもらいながら学びます。ひろこさんの介護も日本人学生がチームを組んで行なっているそうです。
最後はデンマークの学生も加わり、パラスポーツの体験をしました。
介護経験のない学生が介護を行う難しさもあるようですが、障がい者と健常者が同じ目線で学び合う様子に私達の障がい者福祉に対する考えを大きく揺さぶられる1日でした。