午前中、スベンボーの貧民収容所を見学しました。ここは、1876年から1974年まで使われていた施設です。
デンマーク国内には同様の施設が1000以上ありましたが、ほとんど取り壊され、こちらが唯一残されているそうです。
午後は、JIYU-OLLERUP体操指導者20周年の同窓会をしました。自由学園には、2003年から2022年まで36名の指導者が来ています。研修旅行の高等科生12名の他に、留学中の学部生やオレロップを訪問中の卒業生なども加わり、歓談のひとときを持ちました。
1931年から始まった交流の歴史をまとめた動画を見て、在校生も、オレロップの卒業生もこの歴史をつむぐ一員なのだと感じたようです。
10年以上時を経ても、学園や日本を近しく感じていること、学園に滞在した3ヶ月の経験が、その後の人生や価値観に大きく影響を与えている話に聞き、このプログラムが、国を越えて若者を育てる役割を担っている意義を実感しました。
明日からコペンハーゲンに行き、アレロッド高校との交流をします。
生徒の感想
貧民収容博物館の見学をして、貧民が社会復帰をするために作られた場所なのに残酷な問題が度々発生して、デンマークの国自体が問題を受け止めてこの収容所を廃止したことに驚きました。
廃止された後も自分の国の中で黒歴史とされるこの場所を残すという選択をしたことは凄いなと思いました。
スベンボーの街も観光出来て良かったです。
自由学園とオレロップの繋がりができてから20周年ということで記念パーティーがありました。今まで教えに来てくださったTAの方達と交流することが出来ていい機会になりました。