今週の1冊「ルビンのツボ 芸術する体と心」/図書館 お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

今週の1冊「ルビンのツボ 芸術する体と心」/図書館 お知らせ・近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

図書館 お知らせ・近況

今週の1冊「ルビンのツボ 芸術する体と心」

2022年6月13日

2022年6月13日(月)
『ルビンのツボ 芸術する体と心』  
         齋藤 亜矢著 岩波書店
「たとえば木漏れ日のなかに「!」を見つけた場合。光がどのように干渉してパターンを作るかを考えるのは物理学で、木漏れ日の下でどんな実生(芽ばえ)が育つのかを考えるのは植物学。木漏れ日を心地よく感じるのはなぜかを考えるのは認知科学で、ほかの言語に「木漏れ日」という言葉があるのかという視点なら言語学比較科学かもしれない。文系か理系かというよりも、広く学問の分野によって問いの立て方が違うことを知った方がいい。そして、どんな分野に進むにしても、まずは「!」を感じるこころと「?」を探すこころを磨くことが肝心ではないか。」
進路の分離選択を控えた高校生へ、筆者はそうメッセージを贈っています。
絵を描く心の起源を探究する異色の研究者が、自身の体と体験をとおして感じたことを軸に綴る珠玉のエッセイ集です。

 

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