今週の1冊「動物会議」/図書館 お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

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今週の1冊「動物会議」

2023年2月27日

2023年2月27
『動物会議』エーリヒ・ケストナー 原作 ヴァルター・トリアー絵 岩波書店
この作品は第二次世界大戦が終わって4年後の1949年に出版されました。子どもたちの未来を祈りつづけたドイツの作家エーリヒ・ケストナーが、数々の作品でコンビを組んできたヴァルター・トリアーと、戦争を止めようとしない愚かな人間を痛烈に批判する物語です。人間たちへの皮肉をユーモアと愛嬌たっぷりに描きだしています。
第二次世界大戦後、世界平和のために国際会議がひらかれますが、すこしも成果があがりません。それを見ておこった動物たちは、北アフリカの動物会館にあつまって、動物会議をひらこうと決心します。スローガンはただひとつ「子どもたちのために……。」最後に動物たちが決めた5つの取り決めとは…。
70年以上たった今も、事態は全く変わっておらず、世界各所で戦争は途絶えることなく、軍や抑止力のにらみ合いが続いています。「人間は…人間の問題を解決できないのか…?」(PLAY! MUSEUM「どうぶつかいぎ展」2022年2月5日(土)~4月10日(日)企画展示・ヨシタケシンスケより)
今の状況を見て、ケストナー、そして動物たちはどう思っているでしょうか。

 

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