今週の1冊『「どうせ無理」と思っている君へ』/図書館 お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

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今週の1冊『「どうせ無理」と思っている君へ』

2023年12月4日

2023年12月4
『「どうせ無理」と思っている君へ』植松努 PHPエディターズ・グループ
著者の植松努さんの名前を、知り合いの教育学者の方々のFBでよく目にするようになったのは何年前でしょうか。つい先日も、教育心理学の先生が「北海道に来たら、この方に会わねば!」と、植松さんに会っていました。いったいどんな方なのだろうと思って手に取った本です。
植松さんは北海道にある社員20人ほどの町工場の社長さんです。この会社、ロケットを作って飛ばせるのです。発端は社長である植松さんの幼少期。飛行機に興味があり、暇さえあれば紙飛行機に改良を加えて飛ばす子どもだったそうです。一方で片目の視力が極端に悪いため、球技はまったくダメ。そのためにクラスの中で辛い経験もしました。そんな彼が、自信を喪失している子どもたちに向けてかけた言葉は「「どうせ無理」という呪文をはねかえす」「「普通」から逃げ出す」「「弱い自分」を見せる」など。彼自身の人生エピソードと共に読むとかなり説得力があります。自分を肯定し生きていくというと、一人でなんでもするのがよいのかな、と思いがちですが、仲間の大切さを説く、社員寮でのイケメンの友人の声かけエピソードは印象的です。なるほど、これだけの経験値のある方だから、みんな会いにいきたくなるのだな、と納得の一冊でした。

 

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