今週の1冊『自由学園一〇〇年史』/図書館 お知らせ・近況 - 一貫教育の【自由学園】/ 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上

今週の1冊『自由学園一〇〇年史』/図書館 お知らせ・近況 - 幼稚園・小学校・中学・高校・大学部・45歳以上【一貫教育の自由学園】

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今週の1冊『自由学園一〇〇年史』

2024年4月15日

2024年4月15
『自由学園一〇〇年史』 自由学園一〇〇年史編纂委員会
今年度の「今週の1冊」は『自由学園一〇〇年史』から始めます。
本日、2024年4月15日、自由学園は103回目の創立記念日を迎えました。それに先立ち、4月10日の始業式で、中等部・高等部が共生共学の学校としてスタートしています。
第七代となる新学園長は就任のあいさつで『自由学園一〇〇年史』を生徒に示し、「将来『自由学園二〇〇年史』が発刊されるとしたら、その本には共生共学化がスタートした今日のことが必ず書かれるでしょう」と述べていました。
この本は2021年12月に発刊した、自由学園が初めて自分たちで編んだ年史です。その内容は、すべて学園に関する「資料」をもとにしています。つまり「証拠」があるということです。その記録を積み上げてきたのは、100年間自由学園に在籍した生徒・学生と教職員でした。そしてこの100年史は学園の歴史を残すためだけでなく、今と、これからの生徒の学びのためにも編まれました。
各章末の「注」をみれば、もとになった資料がわかります。巻末の索引を引けば自分の興味、疑問を持った事柄の理由をたどることもできます。たとえば生徒が「委員制度はいつから始まったの?」「どうして服装は自由なの?」「なぜ昼食を全員で頂くの?」と疑問を持った時、どこからそれが始まったかわかるように。この本に書かれた内容が「絶対」ではなく、各々自分で証拠にあたって考えることができるように。
新しいことに挑戦していくとき、人は過去を知っていることでより自由に、より自信をもって進むことができます。ぜひ多くの人にこの本を利用していただきたい。そして新しい学園をつくっていく生徒たちが、良い学びを積み重ね、良い記録を残していくことを願います。

 

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