東京新聞(平成19年9月19日付)「地域の情報」ページに連載中の「首都圏 名建築を訪ねる」に自由学園明日館が大きく紹介された。「開放感のある『小さき校舎』」の見出しの記事では、近代建築三大巨匠の一人フランク・ロイド・ライトが創立者、羽仁吉一・もと子夫妻の「家族的雰囲気の中で、伸び伸びとした教育を」という方針に共感して引き受けたという、と明日館の設計に至る経緯から、建物の様子などを丁寧に紹介。
「自由学園にふさわしく自由なる心こそ、この小さき校舎の意匠の基調」「生徒はいかにも、校舎に咲いた花にも見えます。木も花も本来一つ。そのように、校舎も生徒もまた一つに」というライトの開校によせた文章も紹介している。
一見、写真かと思えるほど緻密な明日館本館と食堂の照明は2枚とも日本美術家連盟会員の押本一敏さんによるスケッチ画。
(広報室・堀田)