5月21日（火）、全国友の会の大会第1日目が自由学園で開催され、日本全国および海外の友の会の代表の方々約900名をお迎えしました。
全国友の会は、自由学園と創立者を同じくする月刊誌『婦人之友』の愛読者の集まりで、羽仁もと子の思想のもと、よい家庭・生活をつくることから社会がよくなるよう働きかけている団体です。自由学園は、全国友の会、婦人之友社と３団体で東日本大震災の支援活動に当たるなど、共に歩む関係団体として、日頃から協力し合っています。
全国友の会大会 （第１日目）
会場の記念講堂
学園では、最高学部の学生がリーダーとなって、掃除や会場準備のお手伝いなど、各部でお迎えする準備を進めてきました。
大会の中で、矢野恭弘学園長が、日頃学園に寄せて頂いているご支援に感謝を述べて、初めて学園に来校された友の会会員に向けて、自由学園をご紹介しました。午後からは教育報告として、男子部、女子部の生徒が、日々学園の生活から学んでいることを、寮生活も含めて報告しました。また、最高学部は、自主研究グループ「高齢者の衣服を考える」の学生が、これまで研究開発してきて、製品化される予定のレインコートについて報告しました。このコートは、開発中に友の会の方々にも試着していただき、ご意見を頂いて改良してきたものです。
昼食は、各部の食堂に分かれて入っていただき、男子部、女子部では、それぞれ高等科２年生が日頃の学びを活かして作った食事を召し上がっていただきました。遠くから学園にいらして下さった友の会の皆様に、この機会に自由学園のことを知っていただくことで、より親しみを感じていただき、互いのつながりを強くしていかれたらと願っています。
全国友の会大会は、明日は日本青年館大ホールに会場を移して開催されます。
女子部の食堂の様子
お料理リーダーの報告（高等科2年生）
寮生活の感想を読む 男子部中等科1年生