フィールドサイエンスゼミの4年生が日本農業教育学会で口頭発表をしました/研究・実習 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

フィールドサイエンスゼミの4年生が日本農業教育学会で口頭発表をしました/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

研究・実習

フィールドサイエンスゼミの4年生が日本農業教育学会で口頭発表をしました

2021年9月30日

2021年9月18日に開催された第79回日本農業教育学会大会において,フィールドサイエンスゼミ所属の宮代安希子さん(4年生)が卒業研究の一環として取り組んでいる研究の一部について,オンライン形式で15分間の口頭発表をしました.発表題目は「農業生産を取り巻く気候・水循環への学習効果を高める圃場周辺施設整備の実践と提案」です.
なお,発表に関わる費用には「自由学園最高学部研究奨励金」を活用しています.

 

発表で用いたスライド

 

宮代さんは1・2年次の生活経営研究実習で農芸グループに所属した経験から,「実習圃場新天地の設備環境の改善ー農芸グループの活動をより有意義なものにー」というテーマで研究を進めています.今回の発表では,校内の「新天地」の設備環境の改善(向上)として取り組んだ古井戸再生をはじめ,気象観測の自動化などを目的としたIoT環境の整備,地下水涵養等を目的とした排水設備の改良などの実践報告と,事例調査として東京・埼玉の合計16箇所の農業公園等の農業体験施設の設備面の実査結果を合わせ,農業生産を取り巻く環境についての学習効果を高めるための,圃場周辺施設整備について具体的な提案を取りまとめました.

 

府中市の農業公園の井戸を調査する

 

オンライン発表に望む宮代さん(本人提供)

 

発表を終えた宮代さんは「初めての学会発表で緊張しました.他の方の発表や自分の発表に質問・コメントをいただき,学園の中(新天地)のことだけでなく,研究の次の段階として地域や社会に研究成果を広げていくという視点が大事だということに気が付きました.次の発表に向けて良い準備をしたいと思います」と話していました.
これらの研究は全学の環境に関わる学びを支援している環境文化創造センターとしても支援しています.
次回は12月に開催予定の日本地下水学会秋季講演会での発表を予定しています.

     

文・写真:吉川慎平(最高学部教員・環境文化創造センター研究員)

     

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