庭園・自然環境:草本・潅木グループ 「向山緑地・立野川勉強会 見学会」開催/研究・実習 - 自由学園 最高学部(大学部)/ 最先端の大学教育

庭園・自然環境:草本・潅木グループ 「向山緑地・立野川勉強会 見学会」開催/研究・実習 - 最先端の大学教育【自由学園 最高学部(大学部)】

研究・実習

庭園・自然環境:草本・潅木グループ 「向山緑地・立野川勉強会 見学会」開催

2022年5月7日

最高学部生活経営研究実習「庭園・自然環境:草本・潅木」グループが2022年4月29日(金)午後に,南沢キャンパスで,「向山緑地・立野川勉強会 見学会」を開催した. 向山緑地・立野川勉強会は,2012年に東久留米市とボランティア協定を結び,南沢キャンパス内を流れる立野川の最上流に当たる向山緑地・立野川源流域の自然環境保全に取り組んでいるボランティア団体である(N P O法人 南沢シュタイナー子ども園と,(学)自由学園は団体会員)(リンク①).「庭園・自然環境:草本・潅木」グループでは,南沢キャンパスの参照地として,2009年から向山緑地・立野川源流域で毎週自然観察調査を行っている(リンク②).今回は,カリキュラムの一環として見学会を開催し,向山緑地・立野川勉強会の会員の方々と南沢キャンパス内の自然観察と交流会を行った.

 

【写真①】立野川左岸のようす.写真右側が立野川,および崖線.(2022年4月21日撮影)

 

当日はあいにくの雨天だったが,自然観察では,向山緑地・立野川源流域から続く北向きの崖線(がいせん)や,立野川沿いのカキドオシやショカツサイの開花,夏に開花が見られるミゾソバやウバユリ等を観察した.また「庭園・自然環境:草本・潅木」グループが南沢キャンパス内の自然環境保全の取組みとして毎年行っているオトコエシやクサボケの移植栽培実験のようす等を紹介することができた.

観察後の交流会では,向山緑地・立野川勉強会の岸代表から勉強会の活動等についてご紹介いただき,「庭園・自然環境:草本・潅木」グループの2年生からは実習内容についての説明をした.さらに参加者からは「学生さんから植物について等の説明を聞くことができてよかった」,「また違う季節にも自然観察をしてみたい」等のご感想を頂いた.

会終了後には,生活経営研究実習「農芸」グループの学生が新天地で栽培した花束の販売を行った.

 

 

【写真②・③】自然観察のようす.上は図書館周辺,下はケヤキ坂の「野生植物観察実験区」.(2022年4月29日撮影.)

 

【写真④】交流会のようす.(2022年4月29日撮影.)

 

「向山緑地・立野川勉強会」と「庭園・自然環境:草本・潅木」グループの交流会は今回が初めての試みだったが,会員の方々からも今後もこのような交流を続けていきたいとのお声がけをいただくことができた.「庭園・自然環境:草本・潅木」グループが毎年春と秋に開催している自然観察会が,新型コロナウイルス感染症拡大の影響で2020年度以降,2022年春まで中止することになり,近隣市町村等で自然環境保全に取組んでいる地域の方々との交流等の機会を持つことが難しい中で,このような学びの機会をいただけたことは,学生達にとっても良い経験になった.今後も地域の方々との交流を続けていきたい.

  

文・写真:柏木めぐみ・南雲八恵(最高学部非常勤講師,「庭園・自然環境:草本・潅木」グループ担当),奈良忠寿(最高学部教員)

 

関連リンク

①「向山緑地・立野川勉強」が第32回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰を受賞(https://www.jiyu.ac.jp/blog/info/79873

②向山緑地・立野川現流域から始める教育研究
https://www.jiyu.ac.jp/college/blog/kj/65331

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